中国-中南米・カリブ諸国首脳会議に出席した習主席
中国-中南米・カリブ諸国首脳会議がブラジルの首都ブラジリアで7月17日午後に開催された。今回の会合の開催は中国が提唱したもので、中国の習近平国家主席、ブラジルのルセフ大統領、コスタリカのルイス・ソリス大統領、キューバのラウル・カストロ国家評議会議長、エクアドルのコレア大統領、スリナムのボーターセ大統領、コロンビアのサントス大統領、チリのバチェレ大統領、ガイアナのラモター大統領、ウルグアイのムヒカ大統領、ベネズエラのマドゥロ大統領、アンティグア・バーブーダのブラウン首相らが出席した。人民日報が伝えた。
習主席と各国首脳は、友好的かつ実務的な雰囲気の中、「平等互恵、協力・ウィンウィン、共同発展」をテーマに発展・協力について議論し、平等互恵・共同発展の中国・中南米諸国の全面的協力パートナーシップを構築することを決定したほか、中国・中南米カリブ諸国共同体フォーラムの発足を発表した。
習主席はまた、「共に発展する運命共同体の構築に努める」と題する演説を行い、中国・中南米諸国協力の促進に向けた中国側の建議・措置を発表したほか、政治上の相互信頼、経済貿易分野における協力・ウィンウィン、人的・文化交流における相互学習、国際社会における緊密な協力、二国間関係における相互促進という「五位一体」の中国・中南米諸国関係の新たな構造を提起。双方が共同で発展する運命共同体を構築する考えを示した。
習主席はまた、「中国と中南米諸国の指導者が一堂に会し、双方の発展を共に検討することは、世界的な影響力のある、歴史に残る出来事だ。中国が今回の会合を提案した目的は、対話を強化し、共通認識を集約し、双方の関係をより高いレベルに推し進めることにある。これは、双方の現実的利益と長期的利益に合致するだけでなく、南南協力にもプラスになる」と述べ、「双方の関係はこれまでで最良の時期を迎えた。新たな歴史的スタートに立ち、より大きな発展を実現することができるだろう」と指摘した。
会合を主宰したブラジルのルセフ大統領は、習主席の提起した一連の重要な提案と措置に感謝の意を表明し、「会合が成功を収めたことは歴史的な意義を持つ。中南米・カリブ諸国は中国とともに努力し、これらの提案を着実に実施し、中国・中南米カリブ諸国共同体フォーラムを着実に実施し、共同発展・繁栄を実現していく」と述べた。
会合後、双方は共同声明を発表した。(編集SN)
「人民網日本語版」2014年7月20日
会合前に行われた各国首脳の記念撮影
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