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上半期映画興収130億元 活況に潜む内憂

 

変化3:海外映画祭受賞で興収1億元作品も出現、文芸映画も稼げる時代に

 中国映画の興行収入100億元時代にあって、興行収入の面では、文芸映画は犠牲になることが多い。しかし今年上半期には『帰来』(英題:Coming Home)が文芸映画の興行収入記録を塗り替え、ベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞した『白日焔火』(英題:Black Coal, Thin Ice)が1億元を突破して業界を驚かせた。興行収入「1億元クラス作品」の出現は、盛況の映画市場で国産文芸映画もその分け前にあずかれることを意味しているのだろうか?

記者が福州の映画館をいくつか取材したところ、目下のところ楽観的な判断はできないことが分かった。中国の映画館は依然として娯楽至上主義で、多くの観客は文芸映画を「敬遠」していた。

福州のシネマコンプレックス、中瑞国際影城でマネージャーを務める宋利氏は記者に、「『白日焔火』と『帰来』の成功は特殊だ」と語った。国産文芸映画は小さな会社が低コスト製作するケースが依然多く、その興行収入は主に1千万元以下だという。

しかし業界関係者は次のような見方を示す。「スクリーン数の大幅増加とデジタル映画館の普及により、文芸映画の上映空間も広がっている。観客が細分化されることで、文芸映画はかつてない市場チャンスを手にするだろう。『白日焔火』と『帰来』の成功は、映画界にとっていいヒントになった。ふさわしい『支点』を探すことができれば、文芸映画も『正々堂々と稼げる』のだ」。

「ここでいう『点』は、文芸映画ごとに大きく違う。ましてや一般の商業映画とは完全に違う微妙な特質がある。市場も分かり、芸術映画自体にこだわっている映画関係者が取り扱う必要がある」と芸恩諮詢のシニア・アナリストである楊舒婷氏は指摘する。

中国映画基金会常務副理事長の閻暁明氏は、「以前は、高齢者は映画を観に行かないと言われていた。しかし『帰来』は、高齢者も自分たちに合った作品であれば映画館に行くことを証明した」と話している。

「北京週報日本語版」2014年7月9日

 

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