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北京週報>>特集>>習近平主席 韓国を公式訪問  
習近平主席が朴槿恵大統領と会談、中韓関係の今後の発展に4つの努力

 

(1)政治・安全保障分野の協力をしっかりと行う。私は引き続き朴大統領と緊密な連絡を保ち、重大な共通関心事について随時意見交換したい。双方は両国政府、議会、政党間の交流・協力制度を十分に活用して意思疎通を強化し、相互信頼を深める必要がある。両国防衛当局間に1日も早く直通電話を開設し、国際犯罪の取締り、海上法執行、対テロなどで両国取締当局間の協力を強化し、2015年には両国の海洋境界交渉を正式に始動する必要がある。

(2)経済・貿易分野の互恵協力を拡大する。2015年までに二国間貿易額を3000億ドルにするとの目標を実現するため、新エネルギー、電子通信、知的製造、環境、ハイテク、エコ、低炭素など戦略的新興産業に新たな協力の成長源を育て、金融、投資、地方協力を拡大する必要がある。中国側は韓国に人民元決済システムを構築したい。双方が交渉の取り組みを強化し、中韓自由貿易協定(FTA)交渉の年内妥結、おおむね利益が均衡する、高水準でウィンウィンの協定を勝ち取ることを希望する。中国側は韓国企業による中国中・西部への投資強化を歓迎する。双方は各自の強みを結びつけて第三国での協力を検討、試行することができる。

(3)人的・文化交流を活性化する。両国の人的・文化交流共同委員会制度を活用し、2015、2016両年に観光年を相互開催し、2016年までに両国間の人的往来を延べ1000万人にするとの目標を実現する。このために双方は公務パスポートの相互ビザ免除、普通パスポート短期旅行のビザ免除など利便性向上措置を講じることができる。青年交流を強化する。中国側は2015年からの5年間、韓国の青年エリートを毎年中国に招待する。中国側は両国のパンダ研究協力を支持する。

(4)地域・国際問題で協力を深化する。中国側はアジアインフラ投資銀行の設立、アジア太平洋自由貿易圏の構築推進などの面で韓国側と協力を強化したい。来年は世界反ファシズム戦争勝利70周年であり、中国抗日戦争勝利70周年、朝鮮半島光復70周年でもあり、双方は記念行事を開催できる。

朴大統領は「韓国側は韓中両国が心を一つにして支持し合い、助け合う戦略的協力パートナーとなることを心から望んでいる。政治、安全保障、軍事分野で中国側との交流や連絡を強化し、重大な問題について速やかに意思疎通を図りたい。双方が共に努力して、高水準で包括的な韓中FTAの年内妥結を勝ち取り、両国の経済・貿易協力水準を引き上げるために新たな制度枠組みを構築し、相互投資、金融、先端産業協力を推進し、地域経済の統合につなげることを希望する。韓国側は両国の民間交流と人的・文化交流を拡大して、両国民の心が通じ合い、触れあうようにすることを支持する。韓中協力は地域と世界により大きな貢献を果たし、連携して世界経済の繁栄を促進し、気候変動などの試練に共同で対処する必要もある。韓国側はアジアインフラ投資銀行の設立という中国側の提言を称賛する。中国側と意思疎通を継続したい。中国側が今年アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を開催することを支持する」と表明した。

会談後、両国元首は外交、持続可能な発展、金融、環境保護、地方、税関、人、文化、メディア分野の協力文書の調印に立ち会った。(編集NA)

「人民網日本語版」2014年7月4日

 

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