中国人民銀行と韓国銀行はソウルで3日、ソウルの人民元決済事業に関する覚書に調印した。韓国を公式訪問中の習近平国家主席、韓国の朴槿恵大統領が、調印式に立ち会った。新華社が伝えた。
両国は共同声明の中で、「双方は本国通貨による決済の推進が、両国の経済・貿易交流の発展にとって有利であることを認識した。双方は人民元とウォンの直接取引制度の制定に尽力し、ソウルで人民元決済事業を展開することで合意した。中国は韓国に、800億元(約1兆3150億円)の人民元適格海外機関投資家(RQFII)の投資枠を認めた」と発表した。
業界関係者は、「双方の覚書は、ソウルに人民元オフショアセンターを建設するための重要な一歩であり、2015年までに貿易額を3000億ドルに引き上げるという両国の目標の実現を促す」と指摘した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年7月4日
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