習近平国家主席は3日、彭麗媛夫人を伴って韓国を訪問している。韓国側は中国のファーストレディである彭麗媛夫人のため、女性家族部長官を務めたことがある女性を同席させるなど、接待に細心の注意を払っている。彭麗媛夫人の行程は文化面が主であり、韓国の古代史跡の訪問や、伝統的な文化イベントの体験などを行う予定だ。新京報、中国中央テレビ(CCTV)が伝えた。
■韓国の国賓晩餐会ではキムチと焼肉も
メディアによると、習近平主席と朴槿恵(パク・クネ)大統領は3日に会談を行う。また、朴槿恵大統領は夜に国賓晩餐会を開き、習近平主席一行を歓迎する予定だ。会談の議題内容に注目が集まるほか、晩餐会で習近平主席と彭麗媛夫人が何を食べるのかも同様に注目されている。在中国大韓民国大使館の池賢鳳参事官によると、晩餐会が始まるまでどんなメニューが出てくるかは誰も知らないが、恐らく韓国料理がメインであり、習近平主席と彭麗媛夫人の好みに合わせて準備されるはずだという。「我々は通常韓国料理でゲストを接待する。まずは習近平主席と彭麗媛夫人の好みを理解した上でだが、キムチや焼肉は韓国料理の特色であり、必ず準備されるだろう」。
中国の胡錦濤国家主席が2008年に韓国を訪問した際、李明博(イ・ミョンバク)大統領が青瓦台(大統領府)で夕食会を開いた際に出されたのは本場の韓国料理だった。韓国の「越冬用のキムチを漬け込むキムジャン文化」は2013年12月にユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界無形文化遺産に登録された。池参事官によると、韓国料理の中でも、焼肉、焼き魚、キムチは非常に有名で、キムチは白菜だけでなく、大根などさまざまな種類に及ぶという。池賢鳳参事官は、「夕食会では最も新鮮な韓国の食材が用意され、有名なシェフが腕をふるう」と語る。
韓国メディアによると、4日には特別な昼食会が開催されるという。この2回の食事会は昨年朴槿恵大統領が「史上最大の代表団」を引き連れて訪中した際に、中国側が行った2回の食事会を受けたもので、ここからも中韓の「親密な関係」が見て取れる。(編集MZ)
「人民網日本語版」2014年7月3日
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