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貿易障壁取り除き、投資構造を最適化

貿易投資構造の均衡と最適化を重視

 外交部国際経済司副司長の高振廷氏は、「今後5年で中国の対外投資総額は5000億ドルを超えると見られる。その最大の受益者はシルクロード沿いの国々になるだろう」との見方を示した。今回シルクロード博覧会に参加した各国代表も様々な場面で本国の投資環境アピールに努め、中国に投資を呼びかけた。

しかし張偉氏は、「中国と一部の国の商品貿易構造は不均衡で、投資分野が過度に集中し、さらなる最適化が必要だ」と明確に指摘している。氏は、「中国が現在中央アジア諸国から輸入している製品は主にエネルギーと鉱産物だが、中国が中央アジア諸国に輸出している製品は主に紡績、軽工業、機械など従来からの労働密集型産業だ。投資の面では、中国の対中央アジア投資は採鉱業と建設業が主で、製造業の割合は低めだ」と指摘した。

張偉氏は、貿易投資規模の拡大以外にも、中国は貿易投資構造の均衡化と最適化を重視し、経済貿易投資分野を開拓し、ハイテク水準を高め、高付加価値自主ブランド商品の貿易における割合を増やし、資源分野以外の投資協力を強化することを提案した。張氏は、「企業の海外進出を奨励し、産業チェーンの上下流での投資拡大を展開し、製造、加工、物流、エンジニアリング、金融、研究開発、情報技術などが整った生産企業とサービス企業を創り出し、単一業務投資から全産業チェーン投資に発展させ、貿易投資におけるインタラクティブな利益共同体を形成していくべきだ」と述べた。

「北京週報日本語版」2014年6月4日 

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