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李克強総理がアフリカ訪問 中国・アフリカ関係の新時代切り開く

 

▽ケニア

ケニアはアフリカ東部に位置し、途上国としては唯一、国連機関の本部が設置されている。中国の江沢民元国家主席、胡錦濤前国家主席もかつてケニアを訪れている。ケニアは中国メディアが集中している場所でもあり、李総理はここで、アフリカ諸国歴訪の締めくくりとして中国メディアのインタビューを受ける。

今年は新中国の初代総理・周恩来氏のアフリカ訪問50周年にあたる。周総理が50年前に提起した「中国とアフリカ・アラブ諸国との関係に関する5原則」、「中国の対外経済・技術援助の8原則」、「国際関係における5つの基本原則(平和五原則)」は、中国の歴代指導者によってこれまで厳守され、中国がアフリカ諸国との友好協力関係を発展させる上で重要な役割を果たしてきた。

劉貴今氏は、「アフリカの独立運動の時期、中国は人道的支援を行った。アフリカの平和的発展の時期、中国は経済・技術的支援を行い、アフリカ諸国が国際社会でより大きな役割を果たすことを支持した。同様に、アフリカも中国に対し大きな支援を行ってきた。中国人は今も、1970年代にアフリカが中国の国連入りを後押ししてくれたことを覚えている。また、アフリカが中国の核心的利益をめぐり、中国の立場を支持し続けていることにも感謝している」と述べた。

新たな世紀に入り、中国・アフリカ関係は一層の発展を見せた。2000年に発足された中国・アフリカ協力フォーラムは今や、双方間の重要な対話の場、実務協力の効果的な仕組みとなり、「南南協力」の模範とされている。2006年、中国は「中国対アフリカ政策文書」を発表、▽政治面における平等と相互信頼▽経済面における協力とウィンウィン▽文化面における交流と相互参考――を柱に、アフリカ諸国との新型の戦略的パートナーシップを構築することを提起し、中国・アフリカ関係の発展を力強く推進した。

駐アンゴラ元中国大使の張伯倫氏は取材に答え、「中国はすでにナイジェリア・アンゴラと戦略的パートナーシップを、エチオピア・ケニアと全面的協力パートナーシップを構築した。李総理の訪問は、中国・アフリカ関係の健全な発展を推進し、中国・アフリカの人々にも実質的な利益をもたらす。中国の外交におけるアフリカの基礎的・戦略的な地位がより一層高まるだろう」としたほか、「李総理の訪問は中国の対アフリカ友好協力が『これまでの成果を受け継ぎ、新たな成果を積み上げてゆく』新時代に入ったことを意味する。李総理は今回、アフリカ諸国の指導者と会談し、一連の協力文書に署名するほか、各界の関係者と交流し、交流・友好の『種』をまく。アフリカに行ったことのある中国人なら誰もが知っているように、アフリカの人々は中国人に対し、非常に友好的で、中国人は兄弟だと考えている。一方、中国に留学したことのあるアフリカの学生も、中国人がアフリカの人々に親しみを感じていることを知っている。中国・アフリカ協力の見通しは明るく、李総理の今回の訪問は、中国・アフリカ協力の大きな可能性を切り開くことだろう」と述べた。(編集SN)

「人民網日本語版」2014年5月4日

 

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