習近平国家主席は31日、ベルギーのディルポ首相とブリュッセルで会談した。両首脳は新情勢下の中国・ベルギー関係の発展や共通関心事について意見交換し、広範な共通認識にいたった。また、両国関係を包括的友好協力パートナーシップに格上げすることを決定した。
習主席は「中国は中国・ベルギー関係を強く重視しており、現有の良好な関係を基礎に、包括的友好協力パートナーシップを構築し、各分野の協力の発展を加速することを望んでいる」と強調。次の3点を挙げた。
(1)政治面で長期友好を堅持する。双方は戦略的、長期的観点から両国関係を扱い、経済面だけでなく政治面も考える必要がある。
(2)経済協力、科学技術協力、人的・文化協力の「トロイカ」の同時進行を共に促す。相互投資を拡大し、中小企業協力を推進し、科学技術革新、バイオ製薬、現代農業、海洋、極地分野の協力を強化し、両国の企業、大学、研究機関の連携強化を促し、留学生の相互派遣規模を拡大し、人的往来に便宜を図る。中国はブリュッセルに中国文化センターを設立する。
(3)ベルギーが「欧州の中心」としての独特の地位と中国・EU協力促進の役割を引き続き発揮し、中国・EU関係の発展を積極的に促すことを希望する。
会談後、両首脳は経済、貿易、科学技術、通信、教育、司法など二国間協力文書の調印に立ち会った。双方は「中華人民共和国とベルギー王国の包括的友好協力パートナーシップの深化に関する共同声明」を発表した。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年4月1日
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