苗圩工業情報化部長(工業情報化相)は25日にハーグで「習近平国家主席が第3回核安全保障サミットで『理性、調整、同時推進』の核セキュリティー観を初めて打ち出したことは、新たな歴史情勢の下で中国が核セキュリティー問題を強く重視し、科学的、理性的な認識を持っていることの十分な表れであり、核セキュリティー面の試練に積極的に対処する中国の自信と決意をはっきりと示し、核セキュリティー面の国際社会の努力を支持する中国の積極的な姿勢をはっきりと示した」と表明した。
苗部長は同日、中国代表団プレスセンターで行われたブリーフィングで「第3回核安全保障サミットは4回の全体会議と2回の討論を行った。鮮明なテーマ、豊富な内容、斬新な形式で、国際社会の共通認識をさらに固めた。コミュニケは世界の核セキュリティー水準の強化に向けて具体的措置を打ち出した、これは核セキュリティーの健全で持続的な発展に積極的な促進作用を果たすに違いない」と表明した。
苗部長は「世界の核セキュリティーメカニズム構築のカギを握る会議として、ハーグサミットは従来の事業を継承し、今後のために道を切り開き、重大な意義を備え、前向きな成果を上げた」と指摘。(1)過去2回のサミットの成果をさらに打ち固め、核セキュリティー面の国際社会の共通認識を拡大、深化した(2)核セキュリティー分野の先進的ノウハウを各国が互いに学び、参考にし、核セキュリティー分野のより実効性ある調整・協力を促進した(3)今後の核セキュリティー面の努力に関する計画について踏み込んだ議論を行い、サミットプロセスを引き続き推進することで各国が合意した(4)コミュニケを採択して、各国が核セキュリティーに対して根本的責任を負うことを重ねて表明し、核セキュリティー強化の具体的措置に関する提言を打ち出した――を挙げた。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年3月27日
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