中国の李克強総理は2013年11月22日、イギリス紙・「デイリー・テレグラフ」で「中国とヨーロッパは更なる密接なパートナー関係でより多くの利益を獲得する」と題した文章を発表した。

文章は、「中国は終始一貫して、欧州大陸の一体化プロセスを支持しているヨーロッパの団結と安定、繁栄は世界の利益に合致するだけでなく中国の利益をも満たす」と強調した上で、「今週開かれた第16回中国・EU指導者会議は「中国とＥＵ協力2020戦略計画」や投資協定をめぐる交渉の開始、及び2020年までに双方の貿易額が1兆米ドルに達する目標を発表した」としている。

　　李克強総理は2013年11月21日午後、ファンロンパイ欧州理事会議長（EU大統領）、バローゾ欧州委員長と人民大会堂で共同記者会見に臨み、第16回中国・EU首脳会議の成果について次のように紹介した。

　（１）「中国・EU協力2020戦略計画」を発表した。これはかつてない広範な計画だ。

　（２）中国・EU投資協定交渉の開始を正式に発表した。

　（３）自由貿易圏のフィージビリティスタディについて積極的に検討し、2020年までに貿易額1兆ドルの達成を目指す。

　（４）人的・文化交流を緊密化し、人的往来円滑化協定の話し合いを急ぎ、公共政策対話を強化する。

　（５）国際・地域問題で意思疎通や調整を強化する。

　李総理は「双方が双方関係のハンドルをしっかりと握り、包括的・戦略的パートナーシップの長期的で安定した、健全で前向きな発展を促すことを希望する」と述べた。（編集NA）

　「人民網日本語版」2013年11月22日