李克強総理は17日午後、マレーシアのナジブ首相と電話会談し、消息不明となっているマレーシア航空機の捜索活動について意思疎通と調整を深めた。
ナジブ首相は捜索活動の最新状況とマレーシア側の今後の考えを説明した。
李総理は「現在は消息不明機の捜索が最重要任務だ。中国側は専門の捜索救助艦船10数隻が関係海域で活動している。また、航行する中国船籍商船に捜索を行うよう求め、航空機複数と衛星21基を捜索に動員している。さらに25カ国に状況を伝え、捜索への協力を求めた。各国が捜索活動に全力を挙げていることを称賛する」と表明。
「事件は複雑さを深めており、捜索は範囲がさらに拡大し、さらに難しくなっている。だが一縷でも望みがあれば、われわれは引き続き捜索救助に最大限の努力を払うべきだ。マレーシア側が第三国の情報を含め、掌握したより詳細なデータ、情報をさらに速やかに、正確に、全面的に中国側に提供し、早急に捜索範囲を明確にし、計画を提示し、効率を高めることを希望する」と表明した。
李総理はさらに「捜索と調査は同時に進め、調査によって捜索のためにより正確で全面的な情報を提供する必要がある」と強調。「マレーシア政府とマレーシア航空が責務をしっかりと履行し、引き続き北京とクアラルンプールで中国人乗客の親族をしっかりと慰撫し、捜索救難の進展などの情報を速やかに伝えることを希望する」と表明した。
ナジブ首相は「マレーシア航空機消息不明事件の発生後、中国は捜索救助活動に速やかに、全力で助力、協力した。マレーシア側はこれに深く感謝するとともに、同機を発見するまで引き続き捜索救助活動に全力を挙げる。中国など関係各国との情報交流を強化し、最新の手がかりに基づき捜索範囲を調整、確定し、最新の進展を直ちに中国側に報告する。マレーシア側は中国人乗客の親族の苦しい心情と中国側の懸念を十分に理解している。中国人乗客の親族の慰撫に全力を挙げる」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年3月18日
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