中国人民政治協商会議第12期全国委員会第2回会議の記者会見
呂新華報道官
中国人民政治協商会議第12期全国委員会第2回会議の記者会見が3月2日午後3時、人民大会堂の1階のプレスセンターで開かれ、呂新華報道官が国内外メディアに会議に関する状況を説明し、記者の質問に答えた。
記者:日本の安倍晋三首相は靖国神社を参拝し、中日の対話の扉を閉ざしたが、中日関係の膠着状態をどのように打ち破るか。
呂新華報道官:昨年のこの時期にも記者会見で私の考えを述べたことを覚えていると思うが、1年が経った今もこの問題について話したいことがある。日本の指導者は中国の指導者との会談を呼びかける一方で、中日関係と地域の安定を顧みず、隣国の利益を損害し第二次世界大戦に強いられたアジア諸国の人たちの感情を傷つけ、さらに、絶えず軍事的な緊張状態を作り出し、先進的な武器装備を拡張しており、徹頭徹尾な二股膏薬・地域のトラブルメーカーというイメージを示した。特に、彼はA級戦犯を奉る靖国神社を参拝し、中日関係の政治基盤を深刻に破壊し、中国の政府と人民の信頼を失った。
現在、日本の政治の持続的な右翼化により、未来の発展が懸念されている。国際社会と日本国内の正義を主張する党派、政治家、メディア、民衆もこれを心配している。日本の国民は日本が失敗を繰り返すことを望んでおらず、国際社会はさらに日本が歴史を逆行させることを許さない。日本の指導者は正義にもとる行為がもたらす深刻な影響に気がついてほしい。彼が本当に周辺国との関係を改善したいのであれば、実際の行動で過ちを正し、中日関係を破壊したり、地域の緊張状態を作り出す言動をすぐにやめなければいけない。そうしてようやく中日の対話の扉を再び開くことができる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年3月2日