「第2回中国大気汚染防止オピニオンリーダーフォーラム」が26日に北京市で開かれ、PM2.5マスク市場の規範化が中心的な議題の一つになった。
公開されている資料によると、中国の防じんマスク市場の需要は、PM2.5が話題になり始めた2012年より激増を始め、昨年には爆発的な拡大を見せ、25億3000万元の規模に達した。この需要は2015年も拡大を続け39億2000万元に達する見通しで、10億元級の市場規模が形成されている。市場の急激な発展により、業界内では混乱が見られる。市場には、PM2.5をカットできない偽物の劣悪品が大量に出回っている。中国産業用紡績品業界協会はこのほど、民間用マスクの基準に関する提案をまとめており、基準の施行は早ければ2015年に開始される。
一般的な綿製のマスクで煙霧をカットできるのだろうか?首都医科大学宣武医院肺がんセンター主任の支修益氏は、「認証済みのPM2.5を効果的に予防できるマスクを着用すべきだ」と指摘した。
支氏は、「正常な鼻であればPM50以上の微粒子をカットできる。黄砂はPM50の微粒子だ。PM50が基準を超過した場合、一般的なマスクでも効果的にカットできる。人体の気管支の内部には無数の繊毛が生えており、PM10がこれに付着した場合、せきやたんを吐くことで対外に排出できる。せきをしたい場合は我慢しないことだ。
PM2.5は肺胞に入り、血液の循環に入り込む。世界保健機関(WHO)は昨年11月上旬に、煙霧およびPM2.5を発がん性物質とした。PM2.5をカットするためには、N95のような医療用マスクが必要だ。N90・N95マスクを使う場合は、30分置きに外し呼吸する方が良い」と説明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年2月26日
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