中国共産党の第18回党大会以降、すでに省・部級高官20人余りが失脚した。これは中共の腐敗取締り行動の全てではない。「蝿も虎も共に叩く」と同時に、権力構造の難題を解決する新たな規定を打ち出し続けることと、「権力を制度の檻に閉じこめる」という腐敗取締りのカギを握る課題に対する新たな探索こそが、中国が将来クリーンな政治を構築できるか否かにおける注目点だ。中国新聞網が伝えた。
毎年の全国両会前のメディアのアンケートでは、腐敗取締りが常に関心の上位に上げられており、今年の両会も同様だ。中共が公布した腐敗取締り5年計画は「腐敗の蔓延傾向を断固として抑え込み、民衆が比較的満足できる進展と成果を上げる」ことを全体要求に盛り込んだ。習近平中共中央総書記も「腐敗懲罰の高圧姿勢を維持し、民衆が比較的満足できる進展と成果を上げるべく努力する」と明確に指摘した。したがって今年の両会に対して、腐敗防止の成果に一層期待するだけの理由が民衆にはある。彼らは象徴的な成果とともに、さらに多くの、より実行可能で監督に利する制度の登場を期待している。
今年中国は党内監督に加え、国レベルでも腐敗取締り関連の法整備を推し進める。中共中央紀律検査委員会はすでに、今後は法整備に重点を置くことを明確にしている。人々は中国の腐敗問題に関して、個別対策に加えて抜本的対策も進むことを期待している。
「人民網日本語版」2014年2月24日
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