――安倍晋三の靖国神社参拝の悪辣な性質を論じる(1)
2014年01月07日08:27 日本国首相の安倍晋三は就任1年にあたり、幟を掲げて軍国主義の亡霊を呼び戻す靖国神社を頑迷にも参拝した。人々を一層激怒させたのは、安倍が声明で参拝について、日本は決して戦争を発動しないとの誓いを新たにするためであり、「恒久的な平和」のためだともっともらしく述べたことだ。しかし、これは詭弁にすぎない。(人民日報「鐘声」国際論評)
靖国神社は単なる宗教祭祀の場であったことはなく、日本軍国主義の精神的支柱の象徴である。第2次大戦時、靖国神社は日本軍国主義に忠誠を表明する霊堂となった。靖国神社の祀る戦死者246万6500人中、約230万人が「太平洋戦争」と中国侵略戦争で死んだ。靖国神社内には日本軍国主義の侵略戦争を「顕彰」する物も多くある。
1978年、A級戦犯14人が「昭和殉難者」として靖国神社に祀られた。その中には戦争狂にして筆頭戦犯である東条英機、中国侵略の陰謀者である土肥原賢二、南京大虐殺の元凶である松井石根、真珠湾奇襲の命令者である永野修身、朝鮮人民鎮圧の主犯である小磯国昭らが含まれる。彼らの中に日本の対外侵略戦争の発動者、指揮者でない者は1人としてなく、世界の人々の鮮血に両手のまみれた殺戮者でない者は1人としてなく、世界平和に対して途方もない大罪を犯した歴史の罪人でない者は1人としていない。だが靖国神社内の「遊就館」では彼らA級戦犯が「英雄」「軍神」とされ、これら悪魔の写真が高々と掛けられている。
靖国神社参拝は侵略戦争に対する確定判決を覆し、戦争犯罪人のために提灯を持つ行為だ。安倍は内心深くでは、これをはっきりと認識していないわけでは決してない。さもなくば、彼のような右翼政治屋が第1次内閣時に靖国参拝の衝動を無理にこらえることはあり得なかったし、首相に返り咲いた後に「遠回しの亡霊参拝」という自他共に欺く手口を頻繁に弄することもあり得なかった。
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