中国国家観光局、岐阜県高山市などが共催する日中文化交流イベント「中国文化観光ウィーク 漢唐風韻---現代中国陝西書道展in高山」が17日、高山市で開幕し、陝西省の書道家20人の作品が公開された。また中国戯曲学院の教員・学生10人あまりが、地元市民に戯曲演目を各地で披露した。書道展は24日まで1週間催される。人民網が伝えた。
在日本中国大使館の王暁渡・公使、高山市の國島芳明(くにしま・みちひろ)市長が開会式典に出席し、交流事業を通じ、両国民間の相互理解が促されれば、とあいさつした。中国陝西省、日本の書道家は会場で多くの作品を揮毫(きごう)し、訪れた高山市民に披露した。
中国戯曲学院の教員・学生は式典で京劇、舞踊、川劇(四川伝統の劇)の「変臉(一瞬で隈取りを変える技)」など、中国伝統の戯曲演目で魅了、鮮やかな演技に高山市民から熱烈な拍手と歓声を浴び、舞台が終わると多くの観客が出演者と記念撮影をした。戯曲学院一行は18日には市内の花里小学校を訪問、教員・児童およそ100人に同じ演目を披露した。児童らは川劇の神秘的な「変臉」に驚き、「とても楽しかった」と喜んだ。
今回の交流事業は、文化交流イベントを通し理解を深め、両国民の距離を近づけ、また観光促進など交流事業の発展増進が主旨。イベントが開催された高山市は中部地方の内陸に位置する日本で面積最大の市。市内には山々が多く、美しき山林、そして壮麗な雪山もある。その人文景観は「小京都」の古き街並みと称され、数百年の歴史ある江戸時代の街並みとして知られる。また、高山市にほど近い世界文化遺産「白川郷」には、独特の「合掌造り」の集落がある。(編集HT)
「人民網日本語版」2013年11月21日
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