両首脳は中国・トルクメニスタン関係の戦略的パートナーシップへの格上げ、相互支持、相互協力、世々代々の友好を決定した。習主席は両国協力の深化について以下の提案を行った。

（1）国家の主権、安全保障、領土保全の維持および経済・社会発展の促進に向けた相手国の努力を断固支持し、相手国がその国情に基づき選択した発展路線を断固支持する。中国側はトルクメニスタンの永世中立政策を支持する。緊密なハイレベル交流を継続し、政府、立法機関、政党間の交流を拡大する。

（2）中国・中央アジア天然ガスパイプラインのC線の建設およびD線の早期着工を加速し、アムダリヤ川右岸ガス田および「復興」ガス田開発プロジェクトをしっかりと実施し、協力規模を拡大し、協力分野を開拓する。

（3）2国間貿易の規模を拡大し、質を高め、インフラ整備、農業、通信、電力、医療、衛生、ハイテクなど資源以外の協力を拡大し、ネットワーク連結を積極的に推し進め、企業関係者の往き来をスムーズにする。

（4）文化、教育、スポーツ分野の交流や協力を促進し、若者・学生を中心に民間交流を強化し、今年と来年の文化デー活動相互開催を成功させる。

（5）法執行、安全保障、防衛協力を強化し、「東トルキスタン」を含む「3つの勢力」（分離独立派、宗教過激派、テロリスト）や国際的組織犯罪を共同で取り締り、両国の共同安寧を維持し、大型協力プロジェクトの安全な実施を確保する。

（6）地域問題での意思疎通と調整を強化し、外部勢力による中央アジアの安定・安寧の破壊を共同で防ぎ止め、「アフガニスタン人が主導し、アフガニスタン人のものである」アフガニスタン和解プロセスを支持し、地域の発展・繁栄・長期的な安定と平和に貢献する。

習主席はベルディムハメドフ大統領との共同記者会見で「中国・トルクメニスタン関係の戦略的パートナーシップへの格上げは、両国関係が新たな発展段階に入り、さらに大きな発展の展望を得ることを示すものだ」と強調した。（編集NA）

「人民網日本語版」2013年9月4日