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北京週報>>特集>>2013年中日関係 回顧と展望>>中日経済  
宝鋼日本子会社:中日友好の実践者

 

改革開放政策の深まりと経済力の強まりに伴い、中国と世界の関係はますます縮まり、ますます多くの中国企業が国境を越え、世界各地で奮闘するようになっている。中国企業の海外での発展は高い注目を浴びている。とりわけ日本のような成熟した市場においては、激しい競争に勝ち抜くための努力がなされていることは想像に難くない。人民網はこのほど、インタビューシリーズ「日本で活躍する中国企業・機構」を開設した。日本にある中国企業・機構の代表者へのインタビューを通じて、その企業・機構の発展の歩みを紹介し、直面しているチャンスやチャレンジについて考えるシリーズだ。

今回のゲストは、宝鋼集団の日本にある完全子会社「宝和通商株式会社」の趙方林社長(宝鋼集団有限公司東北アジア・豪州大区総代表)。宝和通商は、宝鋼集団の海外初の単独投資企業として1993年に設立され、鋼材の貿易や設備・部品・資材の貿易、鋼鉄原料・鋼鉄高付加価値加工製品の貿易などに従事してきた。宝和通商の業務は、日本を始め、韓国やニュージーランド、オーストラリア、台湾地区などもカバーし、2012年の販売収入は962億4900万円(約59億元)、累計鋼材貿易量128.9万トン、このうち宝鋼の鋼材販売は81.66万トンに達している。

趙方林社長によると、日本市場の特徴として挙げられるのが、製品の品質とサービスに対する要求の世界最高とも言える高さ。さらに日本市場は持続性が高く、クライアントは「長期的で安定した協力」を求める傾向にあるという。もう一つの特徴は、日本の産業の海外移転が始まっており、需要が徐々に縮小しているということ。この趨勢に対応するため、宝鋼は、今後の日本市場の主要戦略を「日本市場を通じて製品のクオリティーとサービスを検査し、宝鋼の生産・販売・研究の各方面の総合力を高めること」と位置づけている。

日本市場に対し、宝和通商は次のような強みを持っている。第一に、市場を熟知しており、ターゲット市場に細分化と焦点化を行っていること。中国のほかの製鋼所に比べて群を抜いて品質が高いという宝鋼製品のメリットを十分に生かし、ターゲットとなる市場をしぼり、確定している。第二に、サービス意識が強く、現地化されたサービスのクライアントへの提供に尽くしていること。ビジネスにおいても技術サービスにおいても、「お客様を中心」として、クライアントのリクエストにすばやく、効率よく、しっかりと応えることができる。第三に、業務員の経験が豊富で、総合的な能力が高いこと。市場とサービスへの意識、業務経験、製品知識の把握、さらにコミュニケーションや協調能力にいたるまで、能力の高い販売チームを有している。これに加え、宝和通商の長年にわたる市場開拓と周到なサービスを通じて、宝鋼の製品と宝和のサービスを信頼している一群の安定した取引相手を育ててきたことも、大きな強みと言える。

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