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日本茶の経済学--お茶の郷を尋ねる

 

別の点として、日本には「超高級茶」というのは存在しない。日本人が最も好む「新茶」で、100グラム1000円ほどだ。また摘む3週間ほど前からお茶の成木園に覆いをして日光を遮り、緑が濃く柔らかく育った芽をていねいに摘む緑茶の最高級品「玉露」でも、100グラム2000-3000円だ。また「玉露」よりも長い期間覆いをしたお茶の葉脈や茎をとりのぞき石臼でひいて粉末状にした「抹茶」なら40グラム1200円だ。一方、2回目に摘んだお茶は100グラム500-800円だ。山奥の霧の中で栽培される静岡茶の中の高品質銘柄「川根茶」は、進物用によく使われ、2缶1セット(1缶100グラム)で5000-6000円だ。

日本のお茶の農家は今、後継者問題に悩まされている。その理由は、收入が低いことだ。お茶を作るのもお米を作るのも同じ程の收入だという。一方、お茶農家の収入が減っている主な原因は、若い人がお茶をあまり好まないことだ。そして、飲むとすればペットボトルのお茶で、日本でよく売れている「伊藤園」の緑茶を例にすると、売り上げのうち、お茶農家に入るお金はほんのわずかだ。日本では一般的に、40歳以上の人にしか、お茶を入れて飲む習慣がない。別の理由として、日本の経済がデフレに悩まされていることが挙げられ、お茶の値段も下がる一方だ。お茶のある銘柄に何かの話題性を付け、売名行為をするということは日本の市場では通用しない。

見学に最適の「お茶の郷博物館」の総工費は30億円以上といい、来場者はまず、世界のお茶や地元のお茶の試飲を楽しめる。試飲できるお茶は日替わりだ。また、自分でてん茶を挽いて抹茶にする「手作り抹茶体験」をし、お茶を飲みながら和菓子を楽しむこともできる。さらに、国内外から集めたお茶や茶器などが展示されており、日本だけでなく世界中のお茶について楽しく学べる。茶室で本格的な茶道を体験することもできる。そのほか、売店では日本の銘茶をはじめお茶にちなんだお菓子や健康グッズを購入できる。同博物館には多くの日本人や外国人観光客が見学に訪れ、若い人が世界のお茶文化を学んだり、お茶を飲む習慣を身に付けたり、さらに日本茶を世界に発信する面で、大きな役割を果たしている。(編集KN)

「人民網日本語版」2013年8月12日

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