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日本の鉄鋼企業 輝きを取り戻したのはなぜ

 

外交学院の周永生教授によると、新日鉄住金は節約に非常に注意を払い、管理を徹底して、コストを極限まで切りつめている。人件費は中国より高いが、他の面ではコストが中国企業を下回る。同社は現在、世界の特殊鋼材22種類をすべて生産することができるが、中国はこのうち4つをまだ生産できない。同社はブラジルの資源開発企業ヴァーレや多国籍鉱業・資源グループのリオ・ティントが所有する多くの鉱山に投資しており、それぞれ株式の20%を保有する。鉄鋼価格が変動すれば、利益を得られるということだ。

▽中国企業はどうやって越冬する?

モルガン・スタンレーがこのほど発表した研究報告によると、現在、世界の鉄鋼産業では3億3400万トンの生産能力が余っており、うち中国が約2億トンを抱える。高く積み重なった「鉄鋼の山」の後ろで、中国の鉄鋼企業の置かれた状況はますます悪化している。中国鋼鉄工業協会がまとめた今年1-4月の鉄鋼産業の運営・活動状況をみると、前年同月比利益が月を追って低下し、大規模・中規模企業は売上高が0.76%しか増加せず、利益率はわずか0.23%で、工業産業の最低ラインにとどまった。また鉄鋼企業の4割が赤字だった。

蘭格鋼鉄情報センターの王国清副センター長によると、新日鉄の発展モデルは中国鉄鋼企業が学ぶべき模範といえる。実際、中国の宝鋼集団は創業当初、営利モデル、加工や輸送などの面で新日鉄を模範とし、日本の三井物産と提携したこともある。だが中国鉄鋼企業の総合的な競争力は日本には及ばず、これから合併再編の波に直面することは確実だ。大企業同士の合併は難しく、大が小を兼ねる式のやり方をすれば小規模企業の数の多さという難題にぶつかる。現在、国内鉄鋼企業の生産能力は同質化の問題が深刻で、すべての企業が経済力を備えて新たなプロジェクトに投資できるわけではなく、ほとんどの企業は赤字に陥っている。

周教授は次のように提案する。国内の鉄鋼企業は管理水準を高め、エネルギー消費量を減らし、高速鉄道や地下鉄・都市鉄道などの公共施設の建設を通じて過剰な生産能力の一部を消化する必要がある。これと同時に、企業は余った生産能力を特殊な鋼材の生産に転換する方法を考える必要がある。(編集KS)

「人民網日本語版」2013年7月15日

 

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