四川省雅安市蘆山県で20日午前8時2分(日本時間同9時2分)に発生したマグニチュード(M)7.0の地震は24日午前0時の時点で、被災者が199万人以上に達し、うち193人が犠牲となった。また累計22万3千人が避難生活を送り、4497人が入院先の病院から退院した。新華網が報じた。
同省共産党委員会宣伝部の責任者によると、被災地では余震が計3457回発生し、うちM4.0-4.9の余震が21回、5.0-5.9が4回。最大の余震はM5.4。
地震発生後、中国各地の政府各部門も救援活動を積極的に展開。秩序立って、効果的に進められている。うち、地震で停電になっていた18万6600世帯のうち、23日午後3時の時点で、17万9800世帯が回復。被災県の主な街道や政府機関、救済指揮部、学校、給水施設、医療機構、臨時医療施設、被災者避難施設などもすべて電気が復旧している。
一方、通信の分野でも、被災した郷・鎮以上の一般通信はほとんど回復。蘆山、宝興、天全の被災3県の一部の行政村(行政単位としての町村)でも通信の復旧作業が進められている。交通の分野では、土砂崩れなどで遮断されていた道の復旧作業は終わったものの、天候の影響で、土砂崩れなどが起きやすい状況になっている道路も一部ある。
同省交通庁の責任者は、「当庁は今後、スムーズな通行を保つための科学的な方案を制定し、区間ごとに作業をするチームを明確に定める。そして、危険が潜む地点や危険地点の調査を進め、工事を行う業者が活断層帯や放水路、地質的に危険が潜む地点などを避けて作業ができるように指導し、スムーズな通行を確保する」と今後の計画を語った。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年4月24日
|