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中国地震局の専門家が蘆山地震を分析

 

20日8時2分、四川省雅安市蘆山県でマグニチュード(M)7.0の地震が発生した。今回の地震にはどのような特徴があるのか?2008年の汶川大地震との違いは何か?どのようにして中国の地震災害防止力を高めるか?中国地震局地質研究所研究員の周本剛氏が新華社の取材を受け、今回の地震を分析した。

――今回の蘆山地震の破壊力はどの程度だったのですか?

地震の破壊力は一般的に地震烈度(中国で使用されている12段階の震度階級)で評価される。現在、蘆山地震の地震烈度評価作業が進んでいる。マグニチュードと計算模型による初期推定では、蘆山地震の震源地烈度はⅨ(家屋のほとんどが壊れ、少数が傾斜・倒壊、牌楼や煙突などが倒壊し、鉄道レールが湾曲する)と評価されている。汶川地震の震源地烈度はⅪ(家屋が大量に倒壊し、路基や堤防がおおむね崩壊、地表に大きな変化が生じる)だった。

すでに判明している状況からすると、蘆山地震は深刻な死傷者数と経済損失をもたらしているが、その被害状況は5年前の汶川地震よりも全体的に小さいものだ。

――今回の蘆山地震にはどのような特徴がありますか?

初期分析によると、今回の地震は主震-余震型だ。主震はM7.0で、主震の後にも何度か余震が発生しており、今後も強い余震発生に注意しなければならない。今回の地震は竜門山断層南部で発生した逆断層型地震だ。断層はその活動性質に応じて横ずれ断層、正断層、逆断層に分けられるが、このうち逆断層とは断層面の上盤がずれ上がり下盤が下がる運動による断層のことをいう。

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