全国政治協商会議の委員である中国衛生部(衛生省)の王国強副部長は7日北京で、「中国の漢方医薬法草案は全国人民代表大会での立法の重点にされ、今回の全人代会議のあとで発表される見込みだ」と明らかにした。
王副部長は、「漢方医薬は中国文化の精華であるにもかかわらず、その発展は国家レベルの法的保障に欠けている。現在、漢方医薬法草案は国務院法制弁公室に提出され、全人代の議事日程にも繰り入れられた。今回の全人代会議の後で発表されることを望んでいる」と述べた。
さらに、中国の天然薬材資源が枯渇している現状について、王副部長は、「草案は貴重な漢方薬材の保護にも触れていており、それに基づき今後は4回目の漢方薬資源調査を行うとともに、企業を動員して大規模な栽培を実施する計画だ」と述べた。
報道によると、現在、中国では、漢方医病院の患者数は毎年10%の割合で増え、退院者の数は同じく15%増えているという。
「中国国際放送局日本語版」より 2013年3月9日
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