習近平中共中央総書記(中共中央軍事委員会主席)は22日、中国共産党の第18期中央紀律検査委員会・第2回全体会議で重要談話を発表した。
習総書記は「全党同志は第18回党大会の趣旨に従い、トウ小平理論、重要思想『3つの代表』、科学的発展観を指導に、個々の対策と抜本的対策の併用、総合的対策、懲罰と防止の併用、予防重視の方針を堅持して、より科学的、効果的に腐敗対策を行い、確固不動として党風廉政建設(清廉な政治を行う党風樹立)と反腐敗闘争を深めていかなければならない」と強調した。
習総書記はさらに「われわれ党員・幹部の主流は一貫して良い。一方、いくつかの分野で依然腐敗が頻発し、いくつかの重大な規律・法律違反事件が悪質な影響をもたらしており、反腐敗闘争は依然厳しい状況にあり、人民大衆はまだ多くの不満を抱いていることにも冷静に目を向けなければならない。党風廉政建設と反腐敗闘争は長期的で複雑な、極めて困難な任務だ。反腐倡廉(腐敗との闘いと清廉な政治の推進)は常におこたらず押さえ、腐敗を拒み変節を防ぐには長く警鐘を鳴らし続けなければならない。肝要なのは『常に』と『長く』だ。常に押さえ、長く押さえなければならない。われわれは腐敗と汚職を必ず取締り、腐敗蔓延の温床を取り除き続け、実際の成果によって人民の信頼を得る決意を固めなければならない」と指摘した。
習総書記はまた「確固不動として腐敗を懲罰することは、わが党に力があることの現れであり、全党同志と無数の大衆の共通の願いでもある。厳格な党内統制には、懲罰の手を決して緩めてはならない。『トラ』と『ハエ』を共に叩き、指導幹部の規律・法律違反事件を断固取り調べて処分すると共に、大衆の身の回りで起きる不正傾向と腐敗の問題を的確に解決しなければならない。党規と国法に例外なしの方針を堅持し、誰に波及するのであれ徹底的に取り調べるべきであり、断じて大目に見てはならない。引き続き腐敗懲罰・防止システムの構築を全面的に強化し、反腐倡廉の教育と清廉な政治文化の建設を強化し、権力運用の制約・監督システムを整え、反腐敗の国家立法を強化し、反腐倡廉の党内法規・制度整備を強化し、腐敗問題の多発分野・部分の改革を深化し、法定の権限と手続きに基づく国家機関の権力行使を確保しなければならない。権力運用に対する制約と監督を強化し、権力を制度の檻に閉じこめ、腐敗に走る勇気をなくす懲戒メカニズム、腐敗できない防止メカニズム、腐敗に容易に走らなくする保障メカニズムを構築しなければならない」と述べた。
中国共産党の第18期中央紀律検査委員会・第2回全体会議は中央紀律検査委員会常務委員会の主宰で21日に北京で開幕。王岐山氏が中央紀律検査委員会常務委員会を代表して「第18回党大会の精神を踏み込んで学習・貫徹し、党風廉政建設と反腐敗闘争に新局面を切り開くべく努力しよう」と題する活動報告を行った。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年1月23日
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