中国国民党の馬英九主席は15日、胡錦濤前総書記と習近平総書記にそれぞれ電報を送り、両岸関係の改善と発展への胡前総書記の重大な貢献に言及し、習近平氏の総書記選出に祝意を表した。胡前総書記と習総書記は各々返電で謝意を表した。
胡前総書記は返電で「近年来、貴党とわがが党の共同努力の下、両岸関係の平和的発展は一連の重要かつ積極的な成果を上げた。両党が引き続き努力を重ね、協力を強化し、両岸関係の平和的発展という局面を一段と強化、深化し、両岸同胞の幸福、中華民族の復興を図ることを真摯に希望する」と表明した。
習総書記は返電で「目下両岸関係は平和的発展という良好な局面を呈している。貴党とわが党が歴史的チャンスを捉え、相互信頼を深化し、両岸関係の平和的発展の政治的、経済的、文化的、社会的基礎を築き、両岸関係の平和的発展が絶えず新たな成果を上げるように促し、中華民族の素晴らしい未来を共に切り開くことを心から期待する」と表明した。
馬主席は胡前総書記と習総書記への電報で「過去10年来、貴党とわが党は『1992年の共通認識』を堅持し、台湾海峡の基本的安定を維持した。台湾地域は過去60年来で最も平和で安定した状態を迎えた。貴党が前人の事業を受け継ぎ将来の発展に道を開くにあたり、両党が既存の良好な基礎の上に、引き続き両岸双方の交流拡大・深化および機関の相互設置など重大な事項においてさらに著しい成果を導くことを期待する。未来を展望すると、中華民族の偉大な復興の大業は勢いづいており、両岸間が相互信頼を強化し、真摯に協力し、両岸人民に幸福をもたらすことが待たれている」と表明した。
同日、中国国民党の連戦名誉主席、呉伯雄名誉主席も胡前総書記と習総書記にそれぞれ電報を送った。胡前総書記と習総書記は各々返電で謝意を表した。(編集NA)
「人民網日本語版」2012年11月16日
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