エコ文明の建設は、中国が現在の苦境から脱却し、長年に渡る環境破壊を軽減もしくは無くすことを可能とするが、より重要なのは中国の発展を引き続き促すことが可能になることだ。
まず、生態環境の改善は、都市部・農村部住民の生活の質を高めることができる。つまり内需拡大、内需の対GDP比を高めることにつながる。次に、エコ文明の建設を重視することにより、巨大な中国製造業が持続的な発展を実現し、中・低水準の中国製造業が高・中・低すべての水準をカバーできるようになる。また大規模な投資プロジェクトによる効果を高め、副作用と後遺症を軽減することができる。
専門家は、「第12次五カ年計画期間(2011-2015)、中国はエコ建設、環境保護、省エネ・排出削減に8兆元(約100兆円)の経費を投じる」と予想している。この8兆元の投資が生む上・下流の投資チャンス、およびその高い見返りは過小評価できない。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年11月15日
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