今後の予測
5年に1度の全国党代表大会では、中国共産党が党規約を修正すると同時に、代表らが新しい中央指導者を選出する。
11月7日の記者会見で蔡報道官は「新しい中共中央委員会委員と委員候補は無記名投票の方式で選出される」と発表した。
『ドイツ・フランクフルター・アルゲマイネ新聞』北京支局のペトラ・コロンコ記者は「中国の次の5年または10年を引き継ぐ指導者が誰になるのかを知りたい。世界全体にとってその意義は重大だ。今、中国は非常に重要な国になっている。新しい指導者と今後の施策についてもっと多くを知りたい」と語った。
顧薌代表は、「新しい中央指導者には、国民の生活レベルをさらに向上させる新施策を打ち出すことを非常に期待している」と言う。顧代表はさらに「中国国民は豊かな物質生活だけでなく、精神上の満足感を得ることを必要としている」と付け加えた。
アナリストらは、「十八大」は中国の発展が肝要な段階に入るという重要な時期に開催されたと分析している。現在の外部環境は中国の発展にとって非常に有利というわけではない。10月、国際通貨基金(IMF)は「世界経済見通し」を発表し、世界経済回復に対する予想を再度引き下げた。この見通しによると、世界経済のさらなる減速リスク懸念が高まっている。こうしたリスクは米国と欧州政策の不確定性から来る割合がかなり大きく、中国を含むその他の地域にまで危機を拡大させていくと見られている。
とは言うものの、人々はある共通認識を持っている。それは中国は重要な戦略的チャンスを迎えており、様々な挑戦に対応する能力を持っているという認識である。例えば、中国の極めて大きな国内需要は経済成長の見通しを明るくしている。世界銀行の予測によると、中国の1人当たり国民所得は2020年までに中所得国のレベルに達し、住民消費レベルは大幅に向上すると見られる。そうなれば、国内需要が経済発展刺激の面で主導的な役割を果たすことが見込まれる。
中共中央党史研究室副主任の李忠傑氏は次のように述べている。「挑戦には二面性がある。しっかりと捉えて取り組むことができなければ失敗するが、正確にコントロールできれば圧力は原動力となり、挑戦もチャンスへと変わる」。
「北京週報日本語版」2012年11月12日
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