中国共産党のトップが選出される中国共産党第18回全国代表大会(十八大)を11月8日に控え、北京鉄道公安局はこのほど、北京西駅で「北京西駅治安検査所」開設大会を開催。同局は今後、管轄区域内に「治安検査所」20カ所を設置し、市内の防壁を構築し、十八大開催期間中の治安維持に備える。中国国営のラジオ局「中央人民広播電台」のウェブサイトが報じた。
同局は京哈線(北京-黒竜江省ハルビン市)、京滬線(北京-上海)、京広(北京-広州)、京包線(内モンゴル自治区包頭市)、京原線(北京-山西省原平市)、京通(北京-内モンゴル自治区通遼市)、京承線(北京-河北省承徳市)などの重要な鉄道幹線を管轄している。同局は今後、セキュリティー検査対策を細分化、統一化して、安検査所に対して、安全検査器やボディチェックなどを結び合わせたセキュリティー検査を厳格に実施するよう求める。そして、旅客の荷物すべてを検査器に通し、チェック率を100%にすることで、引火したり、爆発したりしやすい物品の車内持ち込みを根絶する。また、各治安検査所は不審者や不審な物品に対する検査を強化し、十八大開催期間中の北京鉄道の安全、秩序維持に全力を挙げる。
北京西駅治安検査所の駅長は、同駅公安段の任京華・段長が務める。同所は今後、人民警察300人、補助警察300人を配置するほか、セキュリティー検査機器500セットを設置する。
「人民網日本語版」2012年10月23日 |