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レアアースWTO提訴

                   本誌記者 蘭辛珍

 

包頭市九原区哈業胡同鎮打拉亥上村はもともと農業栽培と牧畜業が中心の小さな村だった。毎年夏になると、緑したたる穀物畑、青く生い茂る牧草地、群れなす牛や羊が、この村の風景を美しく彩った。しかし今やこの村では癌が「流行病」のように多発し、死の村と化した。9年前には、現地政府から「汚染が特に深刻で人が住むには適さない場所」とされた。

6月20日、国務院新聞弁公室が『中国のレアアース状況と政策』白書を発表した。写真はレアアースの行き過ぎた開発や環境破壊について説明する蘇波・工業情報化部副部長 (王申撮影)

中国輻射防護研究所の陳興安教授ら専門家が包頭市で調査を行った結果、トリウムを含有するレアアース鉱石粉塵を長期間吸入すると肺癌を誘発することが証明された。現地の住民は恐怖にかられて次々に逃げ出し、2000人余りいた村民は今や故郷を離れようとしない老人100人余りを残すのみとなり、村の家々はほとんどが廃墟と化した。

レアアースを主管する工業情報化部の蘇波副部長は今年3月、調査チームを率いて贛州市のレアアース採掘現場を視察し、その環境汚染と資源破壊に非常に驚愕した。レアアース採掘による環境破壊対策だけでも380億元のコストがかかり、これには環境を回復させるための時間的コストは含まれていない。「中国は世界のレアアース供給の95%を担っている一方で、自国の環境を深刻に汚染している」と蘇波副部長は語った。

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