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写真:「感知中国」と書かれた書画を披露する国務院新聞弁公室の王晨主任(中央)と李錦記集団の李恵中総裁(右)=2日。 |
中国政府の広報部門である中国国務院新聞弁公室と中国駐日大使館が共催する対日交流イベント「『感知中国』in日本」の開幕式が2日、東京都内で行われた。開幕レセプションでは、中国各地を代表する有名料理人4人が中華料理の絶技を披露した。中国政府系のニュースサイト「中国網」が3日伝えた。
料理人4人は、イベントの協力パートナーである中国の調味料大手「李錦記集団」(本社・香港)が招待。豆腐を髪の毛のように細かく千切りにする技法やシロップを糸状にからめて蚕の繭(まゆ)のように仕立てる技法、「一衣帯水 感知中国」と題した前菜盛り合わせなどを披露し、来賓らの目と舌を楽しませた。レセプションに出席した日本文化庁の近藤誠一長官は「中国と日本の伝統的な要素が織り込まれており、食文化の交流というテーマがよく表現されている」と絶賛した。
李錦記集団の李恵中・総裁兼最高経営責任者(CEO)はあいさつの中で、「弊社は124年の歴史を持つ民族企業として、中国の食文化の発揚という使命を背負っている。食文化の交流は両国の民間交流の重要な一環で、非常に重視している」と語り、「今回のイベントを通じて、日本の人々に中華料理への理解を深めてもらい、両国食文化の相互交流や共同繁栄につなげたい」と期待を寄せた。
先月25日から今月13日まで開催される「『感知中国』in日本」は国交正常化40周年を記念したもので、「国民間の交流・友好」というテーマを掘り下げ、相互認識や理解、友情を促進するのが狙い。2000年にショパン国際ピアノコンクールで優勝した中国人ピアニスト、李雲迪(ユンディ・リー)氏のコンサート▽ファッションショー▽中国現代絵画展▽写真展「美しい中国 美しい日本」▽中国ドキュメンタリー上映会▽北京・東京フォーラム▽メディアの相互訪問▽図書寄贈活動など---が催される。(編集YT)
「人民網日本語版」2012年7月9日 |