日本で理工系修士号を目指すアジアの留学生を支援するパナソニックの奨学金制度「2013年度パナソニックスカラシップ」の内定式が18日、北京の中日友好協会友誼館で行われ、北京大学、清華大学、大連理工大学、上海交通大学、西安交通大学の5校から優秀生6人が選ばれた。6人は2013年4月から日本に留学する。
内定式には、中日友好協会の井頓泉副会長や在中国日本大使館の臼井将人参事官、パナソニック中国法人の大澤英俊会長、馬雲飛副総裁、パナソニックスカラシップの河野一浩社長らが出席。
井副会長は「勉学に励み、両国を結ぶ絆となってほしい」と学生たちを激励。大澤会長も「この機会を生かし、より多くの知識を身に付け、グローバルな人材として世界の発展と人類の平和に貢献してほしい」とエールを送った。
パナソニックスカラシップは、2008年にパナソニック(当時は松下電器産業)が創業80周年を記念して創設。年に1回開催され、今年で14回目を迎えた。これまでにアジア各国・地域の計344人に奨学金を授与。うち中国人学生が全体の3分の1に当たる104人と最も多い。これまでに授与した奨学金総額は6千万元(約7億4500万円)以上。
奨学生の選出は各大学、中日友好協会、パナソニックが共同で行う。内定後は志望専攻に基づいて大学を選択し、修士課程の入学試験に合格すれば、パナソニックから経済的な支援を受けることができる。(編集YT)
「人民網日本語版」2012年6月19日
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