湖南省長沙(ちょうさ)市の中南大学建築・芸術学院の現代東方芸術研究所が主催する「東方芸術観察・中日芸術家作品交流展」が17日午後3時、湖南版画芸術館で開幕。21日まで、厳選された中国の芸術家31人の作品62点、日本の芸術家12人の24点、計86点が展示される。これにより、1年以上かけて準備が進められてきた同研究所は正式に旗揚げしたことになり、今後、芸術の面で外国と交流を展開する面で大きな役割を担う機構となる。湖南省長沙市の夕刊紙「長沙晩報」が報じた。
同展示会に出展している中国の芸術家のほとんどが湖南省の画家であることについて、同学院の院長を務める蒋教授は、「湖南省の人は自由でロマンチックな性格。それが同省に芸術家が多い理由」と指摘。「今後もこのような展示会をプラットホームとして、英国や仏国などの国と芸術交流を展開したい」と話した。
一方、同研究所のキュレーターを務める盧雨所長は、「中国は世界を知る必要があるし、世界も中国を知る必要がある」と指摘。「同展示会は国際文化芸術交流のプラットホームとして今後、年に1回開催され、世界各地の芸術家を指名・招待して、作品を展示する計画。外国との学術交流の機会を増やしていきたい」と構想を語った。
「人民網日本語版」2012年6月18日 |