中国の張志軍外務次官は10、11両日に日本で佐々江賢一郎外務事務次官と第13回日中戦略対話を開催し、11日には玄葉光一郎外相とも会談した。双方は新たな情勢の下でいかにして中日関係を正しく把握し、推進するかについて率直かつ踏み込んで意見交換した。中国新聞社が伝えた。
張氏は「中日は地域と世界に重要な影響力を持つ国であり、世界の大勢を把握し、時代の潮流に順応し、中日間の4つの政治文書と各原則・精神を恪守し、敏感な問題を適切に処理し、両国関係の健全で安定した発展を促すべきだ。現在中日関係は重要な発展のチャンスと共に厳しい試練にも直面している。政治的相互信頼の強化と互恵協力の推進に寄与する事であれば、いずれも積極的に取り組むべきだ。両国関係の政治的基盤や中日友好を損なう事であれば、いずれも断固阻止し、中日関係の大局を的確に守るべきだ」と表明した。
日本側は「日中関係は双方にとって最も重要な2国間関係の1つだ。日本はアジア太平洋と世界における中国の重要な役割を重視している。中国の発展は日本にとってチャンスだ。中国側と共に努力して、両国間の問題を適切に処理し、日中戦略的互恵関係をたゆまず深化したい」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2012年6月12日
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