埼玉県 真壁幸吉
本年は日中国交正常化二十周年を迎え、日中友好協会会員として日中友好が千年にわたる友好のため、一段高く上ることを切望する次第です。
両国が不戦の原則を守り、子々孫々まで仲良くつきあっていくことは、世界繁栄の原点だと思います。われわれは「井戸を掘った古い友人たちの事を忘れず」、その道程を誠実に空疎のない姿勢で精進することこそ任務であると考え、それを日中両国の紀元二千年に向けての新しい道のりの出発点としたい覚悟です。その意味で、日本国天皇の訪中が両国の友好にとって実りあるものになることを期待しています。
「北京週報日本語版」1993年No.39