日本語版については、よほど重大なニュース·記事でもない限り、日中の交流関係行事の取材·紹介により重点を置いてほしいと思います。例えば、「北京週報友の会」は、多くの読者の中でも特に貴誌を熱心に応援している有力なファンクラブですから、その活動記事は当然、一行一ワクでも、心ず掲載してほしいと考えています。
次に広告についてです。私など、貴誌掲載の広告を見て、取り寄せてみたい商品等もあったのですが、価格が記されていません。正確にとまでは申しませんが、価格の概算と送金方法が示されていれば、日本からの注文も集まり、せっかくの広告も「生きる」ことでしょう。
最後に、もう古くいつだったか覚えてませんが、タイトルが突然『北京周報』から『北京週報』に変わりました。これについて、今もって読者には一言の説明もなされていません。タイトルは雑誌の看板であり、読者がその雑誌に対して抱くイメージを決定づけます。私個人は、中国的語感の馥郁たる『北京周報』の方が好きでしたから、旧に復して欲しいほどですが、せめて突然の変更の理由くらいは説明してほしいと思います。
「北京週報日本語版」1992年No.39