李克強副総理は17日、上海協力機構の第2回財務相・中央銀行総裁会議に出席するため訪中した加盟各国の財務相、中央銀行総裁、上海協力機構事務局長と人民大会堂で面会した。
李副総理は「上海協力機構北京サミットが間もなく開催される。中国は各国と共に努力して、安全保障協力と実務協力をさらに推進し、上海協力機構の将来の発展に新たな原動力を与えることに期待している」と表明。「現在、世界の経済は深いレベルの調整と変革の過程にあり、その回復は厳しい試練に直面している。上海協力機構の枠組みで地域経済・財政・金融協力を強化することは、市場の信頼を高め、地域の金融の安定と持続可能な経済成長を維持するうえで重要だ」と指摘した。
李副総理はまた「中国経済の発展には巨大な潜在力がある。安定の中で進展を図るという取り組みの全体基調を堅持し、現状に立脚し、長期的視点を持ち、マクロコントロールを一段と強化、改善し、政策の的確性、柔軟性、先見性を一段と高める。安定した比較的速い経済成長を維持する中で構造転換と高度化を促し、地域経済さらには世界経済の力強く、持続可能で、バランスのとれた成長に貢献していく」と述べた。
ウズベキスタンのアジモフ第1副首相兼財相は出席国を代表して、会議の重要な意義を積極的に評価。引き続き中国と共に地域の経済・貿易的結びつきを深化し、財政・金融協力を強化し、世界の経済におけるこの地域の地位を揺るぎないものにし、高めていく意向を表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2012年5月18日
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