五月雨のなか、西湖・孤山(浙江省杭州市)麓にある中国印学(印相学)博物館で14日午前、第14回「錦帯橋之縁」中日友好書道交流展が開幕した。陳小平・副市長が式典に出席し、祝辞を述べた。「浙江日報」のウェブサイト「浙江在線」が伝えた。
山口県岩国市は杭州市の姉妹都市であり、広島市に近い。毎年春、岩国市と広島市の友好団体は交流団を杭州に派遣し書道展を共催しており、中国で最も早く設立された著名な印相書道家団体「西冷印社」の書道家らと、交流揮毫(きごう)会を続けている。今回の交流会は連続14年目。
今年の交流展には岩国・広島の各書道団体会員の多くの佳作が寄せられた。ダイナミック、瀟洒な奔放、斬新な淡さが集まり、日本の青少年の優秀作品も数多く出展された。
交流団を率いたのは、岩国の著名書道家・松塚展門(まつつか・のぶかど)団長、正木宣行副団長。両氏は書道に造詣が深いのみならず、日本国内の書道大会で多数受賞しており、さらに杭州と広島、岩国の民間書道交流を後押しし、日中間の友情増進に重要な貢献を果たしてきた。
陳副市長は開幕式で、「『錦帯橋之縁』中日友好書道交流展は両国交流が受け継がれてきた最高の証であり、岩国市、広島市と杭州市を結ぶ友情の絆となりました。今回をきっかけに両国の書道芸術交流がより深まり、中日友好事業のために新たなページが記されることを望みます」と述べた。
式典後、陳副市長は交流団団員と共に書道展を鑑賞したほか、中日書道家は交流揮毫(きごう)会で切磋琢磨した。(編集HT)
「人民網日本語版」2012年5月15日 |