温家宝総理は13日、日本の野田佳彦首相と人民大会堂で会談した。
温総理は「国交正常化から40年で中日関係は長足の進歩を遂げる一方で曲折も経てきた。その経験、教訓共に深いものがある。中日関係は現在、新たな発展のチャンスを迎えており、双方は広範な利益を共有している。協力の推進には堅固な政治的相互信頼と戦略的相互信頼の支えが必要だ」と指摘。新疆ウイグル自治区や釣魚島の問題における中国側の原則的立場を重ねて表明したうえで、日本側に対して、中日間の4つの政治文書の原則と精神に従い、中国側の核心的利益と重大な懸念を的確に尊重し、問題を慎重かつ適切に処理し、両国関係発展の正しい方向性を堅持するよう促した。
野田首相は「中国の発展は日本と国際社会にとってチャンスだ。日本は中国との戦略的互恵関係の推進を重視し、尽力している。日中間の4つの政治文書の原則と精神に従い、中国側とのハイレベル交流、政治的相互信頼、互恵協力、人や文化面の交流を強化したい」と表明。「中国の内政に干渉する意図はない。両国間の問題に関しては、大局に立ち、中国側と共に適切に処理し、両国関係に影響が出ないようにしたい」と述べた。
同日、中日韓首脳は「キャンパス・アジア」プロジェクト開幕式に出席し、3カ国の青年と交流した。(編集NA)
「人民網日本語版」2012年5月14日
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