「中日香道文化交流会」が1日、広東省東莞市寮歩鎮で盛大に開幕した。寮歩鎮共産党委員会の何紹田・書記ら要人、日本から訪中した「志野流」代表のほか、中国香文化の専門家、東莞市沈香(じんこう:漢方薬の一種)協会、中国各地の沈香界の各代表が出席した。広東紙「南方日報」のウェブサイト「南方網」が伝えた。
東莞では古代より沈香生産が盛んで、「莞香」とも呼ばれ、明代・清代には当時の首都(南京・北京)や蘇州・杭州のほか、東南アジア、中東などへの貿易が賑わった。「中日香道文化交流会」は「莞香」文化の構築を力強く促し、中国伝統の香文化を伝承・発展させることが目的。
何書記は「香道文化は古代の人々の薫香風俗から生まれ、日本へ伝来した後に新たに芽生え、華道、茶道に並ぶ『三大雅道』のひとつとなりました。今回の交流会では、香道文化を紹介する国際的な舞台をつくり、香道文化を発展させると同時に、中日両国民の友情をさらに深め、専門家・学者の方々の交流・協力を強化し、『莞香』文化を高水準で推進することにより、寮歩鎮を世界の香の都に育て上げることを目指します」と寄せた。
会期中、中国香文化の専門家・石徳義氏、日本の「志野流」蜂谷宗除{(はちや・そうひつ)氏が香道を披露した。(編集HT)
「人民網日本語版」2012年5月4日
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