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一行に記念品を贈呈する増田法政大総長 |
法政大図書館で王教授は、周秉徳氏一行に同館が秘蔵する貴重な歴史史料、そして法政大が多くの優秀な中国人留学生を育てた歴史を紹介した。これらの優秀な留学生らは後に、辛亥革命、中国近代化の中枢を担った。一行の記念撮影には、法政大の増田寿男総長も同席した。
法政大訪問後、王教授の付き添いで、周秉徳さん一行は同大留学生が企画した観桜歌会に招かれた。1919年4月、周恩来氏は帰国を前に、雨の京都・嵐山を訪れた際、その情景を「雨中嵐山」と生き生きと詠んだ。この詩は後世の指導者の偉大な願い、そして何よりも、中日友好の歴史的な証となった。
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