習近平国家副主席は24日、中国国際貿易促進協会の招待で訪中した河野洋平会長(前衆院議長)を団長とする2012年度日本国際貿易促進協会訪中団と人民大会堂で面会した。
習副主席は「国交正常化後の40年間で中日関係は困難や試練を幾度も経験し、長足の発展を遂げた。新たな情勢の下、アジアと世界に重要な影響力を持つ中日両国は時代の潮流に順応し、政治的相互信頼を一層強化し、実務協力を開拓し、人的・文化交流を積極的に拡大し、敏感な問題を適切に処理して、中日戦略的互恵関係の健全で安定した発展を共同で促すべきだ」と述べた。
また「中国は現在、第12次五カ年計画を積極的に実行し、経済成長パターンの転換を加速し、全面的に調和のとれた持続可能な発展の実現に努めている。日本は震災復興と経済振興を推し進め、省エネ、環境保護、グリーン経済、循環型経済、ハイテク分野で独自の強みを持っている。中国にはこれらの分野で巨大な市場がある。新たな情勢の下、双方の強みによる相互補完性は一層際立ち、協力の潜在力は一層高まっている。共通利益の拡大の観点に立ち、より積極的に経済・貿易協力を開拓し、両国関係における経済の規模を一層大きくすべきだ」と述べた。
河野氏は「情勢がどのように推移、変化しようとも、双方は日中友好という大きな方向性を堅持し、大局に着眼して、両国関係の継続的で前向きな発展を促すべきだ。両国の経済・貿易協力発展の現実的必要に基づき、金融、知的財産権分野の協力を重点的に強化すべきだ」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2012年4月25日 |