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東京都目黒区の目黒川両岸の桜 |
ちょうど今、日本は桜の開花シーズンで、中国から来た友達に付き添い、代々木公園で花見をした。
車をおりると、桜の下に青いビニールシートに敷いて座り、飲食している花見客が見える。
これは日本で何年も生活していると見慣れた、桜と盛り上がりは調和した光景だ。去年のこの季節は、東日本大震災が発生したばかりで花見の是非について、多くのグループが躊躇って見送った。日本は今年、例年と同じの様子を回復したようだ。
中国人の友達はこれを見て理解できないようで、「彼らはなぜ桜の下で食事をするの?日本は外でものを食べない国じゃなかった?」と尋ねた。私はこれが日本文化の1つで、「花見酒」という言葉があり、桜の下で会食には意味があると説明した。
私たちが行った時は、昼ごろで、桜の下の人は上品に振舞っていた。例えば主婦が子供を連れ、あるいはいくつのOLなどだったが、もし夜になると、「夜桜」を見る時、よっぱらいが多くなる。
昼間、人がいない青いビニールシートが見えるが、これは位置をとっておくためだ。代々木公園はかまわないが、場所によってはビニールシートだけで場所をとっておくことが禁止されている。日本の花見のシーズンは4月上旬で、新入社員が会社に入ったばかりのため、雑用に使われる。その中には早めに花見の場所取りをすることも含まれている。
夜、桜の下で酔っ払いが多く見受けられる。泣いて笑って歌を歌う人がたくさんいて、更に裸で走る人もいる。
日本人は確かに、街で食べながら歩く人はほとんどいないが、公園で食べないことはおかしいことだ。我慢とリラックス、その境目を日本人は生まれつきに理解している。日本で20年あまりに生活している私はわかっていても、時々不思議に思う。中国からの友達からみると、確かに理解できないだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年4月20日 |