楊潔チ外交部長(外相)は7日、日本の玄葉光一郎外相と浙江省寧波市で会談した。
楊部長は「中日友好は両国人民共通の願いだ。胡錦濤主席は先日のソウル核安全保障サミットで野田佳彦首相と話を交し、国交正常化40周年を契機に両国関係の新たな発展を促すことを改めて確認した。引き続き日本側とハイレベル交流を強化し、両国関係や重要な問題について意志疎通や調整を保ち、経済、貿易、財政、金融、省エネ、環境保護などの分野で実務協力を深め、中日国民交流友好年をしっかりと実行したい」と表明。「中日双方は広く認められた国際関係の準則と相互尊重の原則に基づき、敏感な問題を適切に処理し、相互理解と友好感情を着実に強化することで、中日戦略的互恵関係の健全な発展を図るべきだ」と強調した。
玄葉外相は「中国の発展は日本にとってチャンスであり、日本側は日中戦略的互恵関係の推進を強く重視している。日中国民交流友好年を通じて、両国のハイレベル交流を強化し、交流と協力を拡大したい。地域や世界の重要な問題について中国側との対話を強化したい」と表明した。
両外相は年内に中国で開催される中日韓首脳会議が新たな情勢の下で中日韓協力を推進するうえで重要な意義を持つとの認識で一致。意志疎通と協力を緊密にし、会議の成功を促す方針を表明した。また、朝鮮半島情勢についても意見交換した。(編集NA)
「人民網日本語版」2012年4月8日
|