もう一つのタイプは、事業で成功を遂げたい職業型の女性。このタイプのほうが今多いだろう。林さんには日本の大企業で研究員として働いている女性の友人がおり、月給は約80万円と、同年代の男性の収入の2倍以上という。ただ「稼ぎ過ぎ」が原因で、適当な結婚相手がなかなか見つからない。
それでも、林さんは、日本の「剰女」が増加している根本的な原因は「男性にある」と指摘。近年、日本経済は低迷の一途をたどり、一昔前と違い、今の男性はそれほど経済力がなく、自信も失いつつある。それでもプライドだけは以前と同様高いのだ。
そのため、挫折を経験するのを恐れて、積極的に恋愛するのを避ける男性が増加している。特に、社会で自分より成功を収めている女性などはもってのほかとなってしまう。このように恋愛に消極的になっている独身男性を日本では今「草食系男子」と呼ぶ。
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