中国では今、「剰女」(売れ残りの女性)という言葉をよく耳にするが、北京に暮らすフリーライター林秋子さんはこのほど、この問題を分析した記事を発表。経済発展という点で、中国と日本は異なる位置に立っているが、社会の発展の過程で、独立し、自分で願っているにしろ、いないにしろ「剰女」になる女性が増加しているという点では共通していると指摘している。中国国営の通信社「中国新聞社」が報じた。
記事の中で林さんは、今の日本の「剰女」は、従来の結婚紹介所や現代のインターネット婚活だけでなく、結婚紹介所主催のコンパや職業の違う男女が集まるコンパ、オタクの男女が集まるコンパ、さらには日本の多くの農家は土地など多くの財産を持っているものの、生活スタイルが原因で出会いがなく「売れ残っている」男子を求めて、都市に住む女性が田舎に行くお見合いなどに参加するなど、「婚活」に必死になっていると指摘。
それでも日本にはたくさんの「剰女」がまだいる。 「婚活時代」では、大きく分けて2つのタイプの「剰女」がいると林さんは指摘する。そのうちの一つは気楽な専業主婦になりたいタイプ。
夫が稼いだお金で、シーズンごとに新しいブランドものの服を買い、1年に一回は海外旅行に…。こんな生活を夢見ているのだ。しかし、このような暮らしを妻に与えられる日本の男性は今、限られている。
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