3月31日、程永華大使は仙台市を訪れ、国際アジア共同体学会、東北大学共催の、震災1周年記念「アジア共同体会議」記念講演会に招かれ、「中国とアジアの協力」について講演した。日本の鳩山由紀夫元首相、田中真紀子元外相、韓国の韓昇洙元首相、タイのウマポーン・フートラクーン駐日大使がそれぞれ基調講演を行い、日本、中国、米国、韓国の学者が「東アジア経済、文化、安全保障、食糧安全保障共同体」などについて3日間の研究討論を行った。
程大使は講演で、中国とアジアの協力の最新の進展と対東アジア協力政策を紹介し、次のように強調した。中国は東アジア協力の積極的参加者と重要な推進力であり、地域協力の発展に重要な貢献をしている。目下、東アジア協力は好調な発展ぶりを示しており、さまざまの協力メカニズムが並行して進められ、各分野で新たな進展がみられ、東アジア各国人民に身近な利益をもたらしている。中国は今後の東アジア協力に強い自信をもっている。程大使はさらに、日本国内で広く関心のもたれている南海、朝鮮半島問題について立場を説明した。
鳩山元首相は講演で、311地震の際アジア各国から支援が寄せられたことに謝意を表した後、次のように述べた。21世紀はアジアの世紀であり、中、韓、印、ASEAN(東南アジア諸国連合)各国が世界の発展の「けん引車」になるのは疑いない。東アジア共同体は二つの中核地域からなっており、一つはASEAN、もう一つは日中韓だ。東アジア共同体の構築はアジアの持続可能な発展を実現する最も有効な道になるだろう。
田中元外相、韓元首相、ウマポーン大使はそれぞれ日本の外交、アジアのグリーン成長構築、「ASEAN」と「東アジア共同体」の関係についてそれぞれの見方を述べた。
中華人民共和国駐日本国大使館ウェブサイトより 2012年4月6日 |