察哈爾(チャハル)学会研究員の趙新利・博士(中国伝媒大学広告学院講師)の専門書「中日伝播与公共外交」がこのほど、社会科学文献出版社より出版された。察哈爾学会が出資・出版する「察哈爾(チャハル)公共外交叢書(そうしょ)」の3作目。人民日報のウェブサイト「人民網」が伝えた。
趙博士は「中国の対外関係において、中日関係は敏感かつ特殊であり、世論環境の影響を最も受けやすい二国関係だ。この意義で言えば、深く、幅広く中日公共外交を展開するのは、非常に切迫した問題」と指摘する。
「中日伝播与公共外交」は中国の対日情報発信と公共外交の理論と実践を深く分析しており、関連理論研究に対する一次応用と深化を実現した。中日国交正常化40年に際し、「中日伝播与公共外交」の出版は極めて深い現実的意義を有する。
第1作は同学会高級研究員の趙可金氏(清華大学戦略公共外交研究センター主任)が中米間の競争と協力について記した「軟戦時代的中美公共外交」、第2作は同学会研究員の檀有志氏(対外経済貿易大学国際関係学院国際政治経済学部主任)が米国の対中公共外交戦略について書いた「美国対華公共外交戦略」。
趙博士は中日公共外交の研究に尽力しており、「35号投手温家宝」和訳のほか、「中国の対日宣伝と国家イメージ?対外伝播から公共外交へ」「温家宝の公共外交芸術を探る」「日中戦争期における中国共産党の国際世論工作---欧米ジャーナリストの宣伝攻勢を中心に」などの専門書・論文を発表している。(編集HT)
「人民網日本語版」2012年3月15日 |