2月19日、許金平総領事は招待を受けて創価学会青年の主張大会に出席し、講演をした。青年の主張大会は、創価学会の青年たちが、弛まず努力して困難を克服し、自身を奮い立たせて向上してきた体験を発表する会である。この清田青年主張大会では三名の青年が発表し、出席者の数は1500人近くになった。
許総領事は講演の中で、創価学会名誉会長池田大作氏が中日国交正常化の実現及び中日友好の発展に大きな貢献をしたと高く評価した。また、許総領事は、以前池田大作氏と第一陣の中国人国費留学生が周恩来総理を記念して、創価大学のキャンパスに「周櫻」を植えたことを振り返った。
次に許総領事は、以下のように述べた。中国は改革開放以来、天地が覆るほどの大きな変化があり、社会の発展や国民生活には明らかな改善が見られ、GDPは世界第二位となった。しかし、中国は人口が多い上国土も広く、多数の民族がおり、風土と文化の違いや地域の格差も大きく、経済の基盤は脆弱である。一人当たりのGDPは未だに世界100位以下の発展途上国である。13億人の人口が皆幸せな生活を送るようになるには、まだまだ数代に渡る人々の刻苦奮闘が必要であり、その道のりは長く険しいものである。それゆえに、われわれは平和的に発展していく道を堅持し、国際平和という環境を作りあげなければならない。世界平和を維持することで自身の発展を得、自身の発展を通して世界平和を促進していく。若者は希望の象徴であり、人類の発展、進歩、そして未来を担っている。中日友好は両国民の間、特に若者の間の友好であるといえる。青年は創造力に富み、意気込みがあり、歴史を前へと動かす原動力である。北海道の青年たちには、その青春の活力、情熱、そして知恵により、中国との交流を深め、中日友好の架け橋となってほしい。
創価学会の日下厳福会長が祝辞の中で、三十年前に池田大作氏が書いたエッセイを読み上げた。エッセイには中国人留学生との卓球交流及び、池田大作氏と許総領事の試合の場面が描かれており、生き生きとした描写に、聴衆からは割れんばかりの拍手が贈られた。
駐札幌総領事館ウェブサイト 2012年3月6日 |