北村部長が挨拶し、次のように述べた。総領事館に来て、まるで中国に入るようだが、普通の旅券ではなく、「友好」という心のパスポートを持っている。美しいチャイナドレスを着ることで、中国文化を体験することを期待し、それと同時に、着物の試着を経て、日本の美の感覚を伝えたい。
挨拶が終わり、服飾交流が始まった。和服の着付けが複雑な作業で、日本の方でも完全にマスターできる人が数少ない。だが、京都から来館した一行の中では、三人ほどプロの着付けの先生がいらっしゃい、そのおかげで、着付けがすいすいと進んだ。着物を着た館員たちは、まるで平安時代の貴婦人に変身したようである。
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