日本の徳仁皇太子殿下は16日、東京国立博物館で開催中の「北京故宮博物館200選」を鑑賞した。中国新聞社が報じた。
同展は、中日国交正常化40周年記念イベントの皮切りとして開幕、今回が海外初公開となる屈指の名画「清明上河図」は、特に注目を集めている。書画のほか、陶磁器、青銅器、漆器、エナメル、織染などが展示され、中国文化財の海外展としては、近年最大規模かつ最高レベルの展覧会となった。
開幕初日以来、毎日多くの人々が来場し、「清明上河図」の現物を観ようと並んでいるという。皇太子さまは、一般休館日にあたる月曜日に同展を訪れた。
皇太子さまは、会場で北京故宮博物館秘蔵の青銅器や書画などの展示品を丁寧に鑑賞した。その後、「清明上河図」の前に来ると、長い時間をかけて、社会や人々の様子が生き生きと描かれた同作品を注意深く鑑賞し、「絵が非常に細かく、構造がよくわかりますね」と感想を漏らした。
宮内庁関係者によると、常日頃歴史研究を熱心に進められている皇太子さまは、学習院大学歴史館の客員研究員でもあり、今回の同展鑑賞は、ご自身の研究のために特に希望されたことから実現したという。
「北京故宮博物館200選」の開催期間は1月2日から2月19日まで。このうち「清明上河図」の展示期間は1月2日から1月24日。(編集KM)
「人民網日本語版」2012年1月17日
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